アイモナステリロゴ

〜1000年の時を経て〜古き良き歴史と伝統を伝えたい…イタリア修道院とナルディ博士のナチュラル製品

美味しいお茶・紅茶の入れ方

   お茶・紅茶を美味しく飲むためには、茶葉の性質を十分に引き出す必要があり、それ相応の方法が必要です。水の選択には十分に注意する必要があります(もちろん茶葉が第一なのですが)。
 まず、ポリフェノールの酸化や沈殿を引き起こす可能性があり、お茶・紅茶を味気無いものにしてしまうアルカリ性の強すぎる水は避けましょう。鉄分を多く含みすぎる水はお茶の色を黒っぽくさせ、いくらかの栄養素を失わせる可能性があります。

淹れ方のポイント

 水が重要ですが、日本は水道水でも十分に美味しく作れます。欧米諸国では硬水が多いのですが、日本はそれらの国に比べると、どちらかと言うと軟水のようです。もちろん国内でも地域によって差が出ます。ですので、わざわざミネラルウォーターを買う必要もございませんが、こだわるのであれば、ミネラルウォーターをお使いいただくのも良いでしょう。しかしミネラルウォーターを選ぶ際は、ミネラルが多すぎない軟水タイプの水を選びましょう。また、抽出時間、お湯の温度によって様々な表情を出します。

お茶・紅茶

  1. ティーカップとティーポットを用意します。カップもポットもできれば同じ素材を用意するほうが良いです。素材はセラミック(焼物茶碗など非金属製のものをセラミックと言います)か多孔性のもので、内側ができるだけ白いものが良いです。
  2. 沸騰したてのお湯を用意します。
  3. 美味しいお茶紅茶の入れ方 紅茶イメージ1茶葉の量は一般的に、ティーカップ一杯分(約150ml)に対して2〜3グラムですが、ティースプーン一杯と考えれば良いでしょう。ティースプーンで量る場合は、茶葉が細かいものほど、気持ち少なめにすると良いでしょう。複数杯作る場合は、人数分プラス一杯程度がおすすめです。好みの分量があればそれに合わせてください。(一人分では風味等が出にくいので、できれば複数分作るほうが良いです。)
  4. 美味しいお茶紅茶の入れ方 紅茶イメージ2ティーポットに茶葉を入れ、お湯を注ぎます。お湯を注ぐ時、少し高い位置から注ぎ、お湯に対流性を持たせます。
  5. 美味しいお茶紅茶の入れ方 紅茶イメージ3ティーコジーか、なければ厚手の布などをポットに掛け、お湯を注いでから3〜5分ほど放置して蒸らします。茶葉の大きさによって違いますが、目安として、濃過ぎるお茶・紅茶・アロマティーがお好きでない場合は2〜3分が良いでしょう。5分放置すると、かなり濃く、渋い味になります。茶葉が細かいほど、抽出時間は早くなります。
    ※放置している間に、茶葉はジャンピング(熱いお湯により、対流性ができて、上下に茶葉が回転する)します。茶葉のエキスが浸透する重要なポイントとなります。
  6. 美味しいお茶紅茶の入れ方 紅茶イメージ4お好みの濃さが出れば、茶こし等で茶葉を受け取りながらカップに注ぎ、後は美味しくお召し上がりください。

白茶(ばいちゃ)について

美味しいお茶紅茶の入れ方 白茶(ばいちゃ) イメージ 白茶(ばいちゃ)は、一般的に、低い温度の茶葉(60〜70度程度)で、1〜2分程度の抽出時間で作られるようですが、気長に2分は待って頂く事をおすすめいたします。それによってしっかりとした風味がでます。茶葉の量は、ティースプーンで量るなら少し多めに入れると良いでしょう。
3回ほど抽出できますが、2回程度で新しい茶葉にするほうが、風味はしっかりとしたものとなります。2回目の抽出時は、好みにもよりますが、3分程度待っていただいたほうが、美味しくお召し上がりいただけると思います。

お茶・紅茶の淹れ方に関して(参考に)

 よく飲まれる日本茶に関しては、種類によりざまざまな飲み方がありますが、煎茶であるなら2g程度の茶葉に対し器一杯分と考えると良いでしょう。70〜80度程度のお湯が良いですが、苦め・渋めがお好きであれば、80〜90度程度が良いでしょう。抽出時間は1分程度ですが、温度、抽出時間で様々な表情を出しますので、色々試してみてはいかがでしょうか。抽出も2、3回できます。

牛乳やレモンとお茶・紅茶の関係

 まず、牛乳はタンニンと結びついて、タンニンの良さを阻害する可能性があります。しかし、少しずつ結びつきを弱めていくので、時間の経過と共に本来の良さを発揮します。
 一方、レモンはタンニンの酸化を制御し、非常に効果的です。

冷たいお茶・紅茶

 冷たいお茶・紅茶を美味しく飲むには、まず茶葉の量を通常より少し多くする必要があります。また、甘味料を入れて甘くする場合は、熱いうちに混ぜることをおすすめします。
 上記の方法(1〜6)でお茶、または紅茶・アロマティーを入れた後、茶葉を除いて自然に冷やすこともできますが、すぐに飲む場合は、グラスに氷をたっぷり入れ、そこに勢い良く注いでください。冷やす時間が短いほど良いでしょう。

 以上が、おすすめするお茶・紅茶の入れ方ですが、ご参考にしていただきたい目安です。味や風味など、人それぞれ好みがあると思います。ご自身に合った、入れ方を考えるのも、お茶・紅茶の楽しみの一つと言えるのではないでしょうか。

 これらの入れ方は、当店でのお茶・紅茶に関する、おすすめする入れ方を記載しています。日本茶であれば、抽出時間は1分程度と、茶葉によって様々です。最寄の書店などにお茶・紅茶関連の本が置いてあると思いますので、参考にされてはいかがでしょうか。世界には様々なお茶(カメリア・シネンシスだけではなく、その他の植物を使ったお茶なども含め)があり、本当に驚かされます。また、歴史が長く深い分、お茶・紅茶・アロマティーの楽しみも深いものだと思います。

page top へ