カマルドリ修道院
カマルドリ修道院(Monastero di Camaldoli)は1000年の歴史があります。この修道院の歴史をたどることは、聖ロムアルド(1027年)の教えや行動を模範とし、神に身を捧げた修道士や修道女たちの魂の冒険をたどることを意味します。
創造力にとみ力強く未来へ向けて前進する人々の共同体である、「サクロ・エーレモ」(神聖な隠修士の庵)とカマルドリ修道院は、トスカーナ州とエミリア・ロマーニャ州にまたがるアペニン山脈の森林の中にあります。魂を癒してくれるようなその静かな美しさは創造を絶する素晴らしさです。ベネディクト会の修道士、聖ロムアルドによって1024〜1025年の間に創設されたこの修道院は、東西両方のキリスト教修道院の古い伝統に根ざしています。
カマルドリは「サクロ・エーレモ」での共同体としての活動とカマルドリ修道院での純粋な修道院としての活動とをうまく結びつかせて、ひとつのコミュニティーとして相乗効果を生んでいます。二羽の鳩が一つの聖杯から水を飲んでいるデザインのその伝統の紋章はまさに、神への献身という一つの源から二つの異なる活動が生まれ、その二つの活動によってこの共同体が成り立っていることを象徴しています。
カマルドリは、ローマにある聖ジョルジョ・アル・チェリオ修道院もその共同体の一部として含み、その総合的な活動を行っています。