聖ヴィンチェンツォ修道院・バッサーノロマーノ（ベネディクト会シルヴェストリーニ）

　1231年に、オジモの聖シルヴェストロ・グッツォリーニにより設立されたマルケ洲のファブリアノーにあるモンテ・ファーノに起源をもちます。
　1248年1月27日、修道会は教書「Religiosam vitam」、モンテ・ファーノのベネデット修道会の名前と共に、ローマ教皇イノケンティウス4世により承認されました。今日、ベネデッティーナ・聖シルヴェストロ会衆となっています。
　聖シルヴェストロ修道会は長い年月の間に布教活動を通し、イタリア、また世界各地で修道院を設立して来ました。問答者グレゴリウスの修道会を通して学んだ神の言葉を伝えること、隣人を助ける利他主義（愛他主義）、困難を和らげること、神の慈悲を伝えること、これらの修道会の強い願いが、バッサーノ・ロマーノにある聖ヴィンチェンツォ修道院の設立をもたらしました。

　終わることのない、弱者、特に孤児への慈悲は、誰もが助けを求めることの出来る修道院の実現と聖地『Santo Volto di Nostro Signore Gesu Cristo』での教会の繁栄を確信しています。 　聖シルヴェストロ修道会は伝統のために常に手を施しており、特に修道会の規則、「Ora et Labora」（ラテン語で祈りと労働）に従順に従っています。祈りを通した、精神的な慰めと物質の援助による人類への貢献を努力しています。
　修道会の仕事は、何世紀にも渡る経験と研究、そして知恵の結果であり、若者への教育、菜園の世話、特に人々の救済により成り立っています。
　100年来の伝統による、昔ながらの方法で作られた製品、そしてその製法を大切に、まるで保管所のように私達は守っています。修道会の真剣さ、私達の倫理、私達の経験、そして私たちの信仰に基づく私達の仕事は今日でも、高く評価され続けています。